Amazonプライムデーの広告運用では、CPCが上がりやすく、検索ボリュームも通常時と変わります。売上が出ている語句に予算を寄せる一方で、クリックだけ増えて売上につながらない語句やASINを放置すると、予算が早い時間に消化されます。

本記事では、Amazon Ads公式のSponsored Productsターゲティングガイド、Prime Day向けガイド、キーワードターゲティング情報をもとに、2026年7月7日の先行セールから7月13日の本番終了までに使える検索語句・除外キーワード表を整理します。期間中の全体監視はAmazonプライムデー2026広告モニタリング表、通常週次の改善手順はAmazon広告の改善チェックリストもあわせて確認してください。

検索語句は4つに分類する

プライムデー期間中の検索語句は、単純にACOSだけで切るのではなく、クリック、CVR、売上、在庫、商品ページの状態を見て分類します。Amazon AdsのPrime Dayガイドでも、キーワードターゲティングと商品ターゲティングを別キャンペーンで組み合わせ、成果につながらない高コストキーワードやブランド固有の商品を除外リストで管理する考え方が紹介されています。

分類

見る条件

主な対応

伸ばす

売上・CVRが高く、在庫も十分

完全一致化、入札強化、予算配分を増やす

様子を見る

クリックはあるが判断量が少ない

日次で継続確認、商品ページを点検

除外候補

高クリック・高コストで売上が弱い

在庫/商品ページ要因を確認後、フレーズまたは完全一致で除外

商品ターゲティング候補

ASIN経由で成果がある

商品ターゲティングへ移し、競合・補完商品を分ける

Amazon AdsのSponsored Productsターゲティングガイドでは、オートキャンペーンの検索語句レポートから成果のあるキーワードや商品を見つけ、マニュアルターゲティングへ移す考え方が示されています。Prime Day中も、この発見と選別の流れは変わりません。

除外キーワードはフレーズと完全一致を使い分ける

除外キーワードには、フレーズ除外と完全一致除外があります。Amazon Ads公式ガイドでは、フレーズ除外は指定した語句全体を含む検索語句に広告を出さない方法、完全一致除外は指定語句そのものに近い検索語句に広告を出さない方法として説明されています。

プライムデー中は、次のように使い分けます。

  • 完全一致除外:特定の検索語句だけが明確に無駄な場合
  • フレーズ除外:同じ意図の語句群が広く売上につながらない場合
  • 除外ASIN:商品ターゲティングで相性が悪い競合・非補完商品が明確な場合
  • 除外しない:まだクリック数が少ない、商品ページや在庫が原因かもしれない場合

Amazon Adsのターゲティングガイドでは、除外判断の前に一定のパフォーマンスを評価すること、除外は後から外せるが一定期間は見て判断することも示されています。イベント中は判断を急ぎすぎず、明らかに予算を食っている語句から優先します。

Prime Day中の検索語句チェック表

当日は時間が限られるため、検索語句レポートを深く読み込むより、チェック表に沿って判断します。

見る項目

判断基準

アクション

ブランド名・商品名

CVRが高い、競合流入がある

防衛用に入札を維持・強化

カテゴリ語句

クリックが多いがCVRが分かれる

勝ち語句だけ完全一致へ移す

セール意図語句

購入意欲は高いがCPCも高い

在庫と価格が強い商品のみに寄せる

低関連語句

クリックだけ増えて売上がない

除外候補に入れる

ASIN語句・商品ページ流入

相性の良い競合・補完商品が見える

商品ターゲティングへ分ける

予算・入札の判断はAmazon広告の予算・入札の決め方、商品ページ側のCVR改善はAmazon広告のCVR改善チェックリストも参考になります。検索語句だけを見て切るのではなく、商品ページ、価格、配送、在庫とセットで判断してください。

終了後は次回用の語句リストを残す

プライムデー後は、売上が出た語句だけでなく、無駄クリックを生んだ語句、意外にCVRが高かったカテゴリ語句、商品ターゲティングへ移すASINを残します。次のプライム感謝祭やブラックフライデーで、ゼロから検索語句を探し直さないためです。

  • 次回も伸ばす完全一致キーワード
  • 様子見に戻すフレーズ・カテゴリ語句
  • 除外候補として残す語句とASIN
  • セール期間だけ反応した季節語句
  • 在庫・価格・商品ページが原因で判断保留にした語句

終了後レポートでは、検索語句リストと広告費・売上・ROASだけでなく、なぜその語句を伸ばしたか、なぜ除外したかを残します。運用代行や社内レビューで判断理由を説明しやすくなります。

本番4日間の時間帯別運用も確認する

この記事の準備や判断をPrime Day本番で毎日回す場合は、本番4日間の時間帯別広告運用表もあわせて確認してください。0時・朝・昼・夕方・夜ごとの予算、入札、在庫、検索語句の見方を整理しています。

出典・参考文献