Amazonプライムデー2026は、日本のAmazon.co.jpでは7月10日から13日が本番期間として案内されています。7月7日から先行セール対象の商品も出るため、広告運用では「直前準備」だけでなく、本番4日間をどう見続けるかが成果を分けます。

この記事では、Prime Day本番中にEC担当者と広告運用者が同じ画面を見て判断できるよう、0時、朝、昼、夕方、夜、翌朝の確認項目を表に落とします。先行セールから本番へつなぐ準備は本番直前3日間チェック表、初日の確認は先行セール初日チェック表も合わせて見てください。

本番4日間は毎日同じ表で見る

Prime Day中は、日ごとに売れる商品が変わります。だからこそ、毎回違うメモや担当者の感覚で判断するのではなく、同じ表を使って前日との差分を確認します。

時間帯

見るもの

判断

関連する既存ガイド

0時〜2時

広告ON/OFF、Deals表示、予算消化、Featured Offer

止まっているものを復旧し、危険なASINを一時停止する

在庫切れ・Featured Offer喪失時の広告停止表

前日売上、広告費、ACOS、在庫、CVR

伸ばすASIN、守るASIN、止めるASINを分ける

広告予算表

検索語句、無駄クリック、クリック単価、商品ページCVR

除外、入札抑制、商品ページ改善を入れる

検索語句・除外キーワード表

夕方

残予算、Deals終了時刻、在庫、ランキング変化

夜ピークに残す予算と、前倒しする予算を決める

クーポン・Deals連動表

ピーク時間帯の配信状況、予算上限、入札、CVR

勝ち筋だけを伸ばし、売れないクリックを止める

広告モニタリング表

翌朝

日別ログ、検索語句、在庫、追客候補

翌日の配分、終了後2週間の追客へ回す

終了後2週間の追客表

0時〜2時:購入できる状態と予算消化を確認する

日付が変わった直後は、まず広告を伸ばす前に「買える状態か」を見ます。Dealsやクーポンが表示されていても、在庫が薄い、Featured Offerを取れていない、商品ページの訴求が古い状態では、広告費だけが先に消えます。

確認する項目は、広告キャンペーンの配信状態、日予算の残り、対象ASINの在庫、Featured Offer、クーポン・Deals表示、Brand Storeの導線です。Brand StoreのAll Dealsや商品コレクションを使う場合は、Brand Store直前チェックで導線も確認します。

異常

その場の判断

メモに残すこと

予算が序盤で急消化

ROASが見えるまで一部キャンペーンを抑制

ASIN、キャンペーン、消化時刻

Featured Offer喪失

対象ASIN広告を一時停止

喪失時刻、競合価格、復旧見込み

クーポン・Deals未表示

広告訴求から割引文言を外す

対象ページ、表示確認者、修正時刻

Brand Store導線が弱い

Sponsored Brandsの遷移先を商品詳細へ寄せる

遷移先、CVR、クリック数

朝〜昼:伸ばすASINと止めるASINを分ける

朝の会議では、全キャンペーンを均等に見直すのではなく、ASIN単位で「伸ばす」「守る」「止める」に分けます。Amazon AdsのPrime Day向けガイドでは、高パフォーマンス商品やDeals対象商品の広告、ピーク時間帯の入札調整、リアルタイムの確認が推奨されています。

伸ばすASINは、在庫が十分で、割引・レビュー・商品ページCVRがそろい、広告クリックが売上につながっているものです。止めるASINは、クリックは取れているが在庫や価格、レビュー、Featured Offerに問題があるものです。

区分

条件

広告判断

伸ばす

在庫あり、CVR良好、Deals表示あり、ACOS許容内

日予算を追加し、ピーク前に入札を上げる

守る

売れているが在庫が薄い、または利益率が低い

入札は維持し、検索語句と予算上限を厳しく見る

止める

Featured Offer喪失、在庫切れ、クリックだけ増える

広告停止または入札を大きく下げる

検索語句は昼までに一度見ます。無関係な語句、高CPCでCVがない語句、割引訴求と合わない語句は、その日のうちに除外候補へ入れます。

夕方〜夜:ピーク前に予算と入札を寄せる

夕方から夜は、残予算の配分を決める時間です。Prime Dayは通常日よりクリックが増えやすく、予算上限に当たると広告が翌日まで止まる可能性があります。Amazonの販売者向け情報でも、ピークイベントでは広告クリックが通常より増え、予算切れに注意する必要があると説明されています。

夜のピーク前には、全体予算を増やすよりも、勝ち筋ASINへ寄せる方が安全です。特に、ブランド指名、主力カテゴリ、Deals対象、リピート購入されやすい消耗品は、予算切れで機会損失になりやすい領域です。

判断

実行すること

やらないこと

夜に伸ばす

勝ちASINの予算を追加し、上位掲載面の入札を調整

在庫が薄いASINまで一律で上げない

守る

ブランド指名や高CVR語句は配信停止を避ける

ACOSだけで即停止しない

止める

在庫・価格・Offerに問題があるASINは停止

売上が出ていないのに深夜まで放置しない

翌朝:ログを次の日の配分へ反映する

翌朝は、前日の反省会ではなく、次の日の配分会議にします。どの商品に予算を回すか、どの検索語句を除外するか、どのDealsやクーポン訴求を広告文脈で強めるかを決めます。

Prime Day本番中のログは、終了後2週間の追客にも使います。Display adsやリマーケティングで再接触する候補、Amazon Business向けに残す予算、Brand Store訪問者の見直しは、本番が終わってからゼロから考えるより、本番中のメモから拾う方が速いです。

  • 昨日伸びたASINと、伸びた時間帯
  • 予算切れになったキャンペーンと時刻
  • CVが出た検索語句、無駄クリックになった検索語句
  • 在庫切れ、Featured Offer喪失、クーポン未表示の発生時刻
  • 終了後に追客したい商品、カテゴリ、Brand Store訪問者

当日会議で使う5分フォーマット

本番中の会議は長くしない方が運用が進みます。以下の5項目だけを毎回確認し、判断を担当者名付きで残します。

項目

確認する数字・状態

決めること

売上

ASIN別売上、CVR、広告経由売上

伸ばす商品

広告費

消化額、残予算、ACOS、CPC

追加する予算、抑える予算

在庫

残数、納品見込み、Featured Offer

停止するASIN

訴求

Deals、クーポン、Store導線

広告文脈と遷移先

次アクション

検索語句、除外、入札、追客候補

次の確認時刻と担当

自社の広告アカウントでこの表をそのまま使いたい場合は、GoalTechにPrime Day運用の棚卸しを相談してください。アカウントの状態に合わせて、伸ばすASIN、止めるASIN、追客に回すASINを短時間で整理できます。

出典・参考文献