Amazon Ads(Amazon広告)やEC運用で頻出する用語を、アルファベット順にまとめた用語集です。

広告管理画面、Seller Central、Vendor Central、Amazon DSP、Amazon Marketing Cloud(AMC)、レポート、週次改善会議でよく出る言葉を、初学者でも意味を取り違えにくい粒度で整理しています。

最終更新: 2026-06-21

まず押さえたい主要指標

用語

読み方

計算・意味

主な使いどころ

ACOS

エーコス

広告費 ÷ 広告経由売上 × 100

広告費率、採算確認

ROAS

ロアス

広告経由売上 ÷ 広告費

広告費に対する売上効率

TACOS

タコス

広告費 ÷ 全体売上 × 100

広告が事業全体の売上に対して重すぎないか

CTR

クリック率

クリック数 ÷ インプレッション数 × 100

広告表示に対する反応

CPC

クリック単価

広告費 ÷ クリック数

入札競争やクリック獲得単価

CVR

コンバージョン率

注文数などの成果 ÷ クリック数または訪問数 × 100

商品ページ、価格、レビュー、LPの強さ

CPM

インプレッション単価

広告費 ÷ 表示回数 × 1,000

認知施策、動画広告、DSPの表示単価

ACOSとROASは広告経由売上を見ます。一方、TACOSは広告売上だけでなく、自然検索や指名買いを含む全体売上に対して広告費が重すぎないかを見るための補助指標です。

Amazon広告の指標を詳しく読みたい場合は、Amazon広告の指標の読み方ガイドAmazon広告レポートの読み方も参考にしてください。

A

ACOS(Advertising Cost of Sales)

ACOSは、広告費を広告経由売上で割った広告費率です。たとえば広告費が1万円、広告経由売上が5万円ならACOSは20%です。低ければよいとは限らず、新商品立ち上げ、認知拡大、在庫消化では一時的に高くなることがあります。

Ad Group(広告グループ)

広告グループは、キャンペーン内で広告、キーワード、商品ターゲティング、入札をまとめる単位です。商品カテゴリ、目的、検索語句の近さで分けると、後から改善しやすくなります。

Amazon Ads(Amazon広告)

Amazon Adsは、Amazon内外の配信面で広告を出すための広告ソリューションの総称です。Sponsored Products、Sponsored Brands、Display ads、Amazon DSP、動画広告、Streaming TV adsなどを含みます。

Amazon広告全体の始め方は、Amazon広告とは?種類・費用・始め方・運用改善までAmazon Adsの基本を解説で詳しく整理しています。

Amazon DSP

Amazon DSPは、Amazon内外の広告枠へプログラマティックに広告配信するためのデマンドサイドプラットフォームです。Amazonで販売しているブランドだけでなく、Amazonで直接販売していない広告主も利用対象に含まれます。

Sponsored Productsのような検索連動型広告よりも、認知、比較検討、リマーケティング、CTVや動画配信と相性がよい場面があります。

Amazon Marketing Cloud(AMC)

AMCは、Amazon Adsのシグナルと広告主のファーストパーティデータを、プライバシーに配慮した環境で分析するデータクリーンルームです。広告接触の重複、接触順、新規顧客、長期購買、オーディエンス作成などを分析できます。

AMCの基本はAmazon Marketing Cloud(AMC)とは?料金・使い方・始め方をEC事業者向けに解説、分析テーマはAMCでできる分析ユースケース10選で扱っています。

ASIN(Amazon Standard Identification Number)

ASINは、Amazonで販売される商品に付与されるAmazon標準識別番号です。Amazon.co.jpの商品詳細ページでは、商品ごとにASINが紐づきます。同じ商品を複数の出品者が販売する場合、基本的に同じASINを使います。

Attribution(アトリビューション)

アトリビューションは、広告接触後に発生した購入、商品詳細ページ閲覧、登録などの成果を、どの広告に紐づけて見るかという考え方です。広告メニューごとに計測対象や期間が異なるため、単純な横比較には注意が必要です。

B

Brand Registry(ブランド登録)

Brand Registryは、商標を持つブランド所有者が、Amazon上でブランド保護や商品情報管理、ブランド構築機能を使うためのプログラムです。Sponsored BrandsやBrand Storeなど、ブランド向け機能の前提になることがあります。

Brand Store / Stores(ブランドストア)

Brand Storeは、Amazon内に作れるブランド専用ページです。商品一覧だけでなく、カテゴリ、ブランドストーリー、動画、特集導線を設計できます。Sponsored Brandsの遷移先として使うことも多いです。

Budget(予算)

予算は、広告キャンペーンで使える広告費の上限です。Amazon広告では日予算やキャンペーン全体予算を使い分けます。予算切れが頻発すると、配信機会を逃して検索語句や時間帯の学習も偏ります。

日予算・月予算・Budget rulesを実務で整理する場合は、Amazon広告の予算ルールも参照してください。

Buy Box / Featured Offer(カートボックス / おすすめ出品)

Featured Offerは、商品詳細ページ上で購入ボタンに紐づく目立つ出品枠です。以前はBuy Boxと呼ばれることが多く、日本語ではカートボックスとも呼ばれます。複数の出品者が同じ商品を販売する場合、価格、配送、在庫、出品者評価などが影響します。

C

Campaign(キャンペーン)

キャンペーンは、広告目的、予算、配信商品、ターゲティング、入札戦略を管理する大きな単位です。商品群、目的、ブランド指名語、カテゴリ語、競合語などで分けると改善しやすくなります。

CPC(Cost Per Click)

CPCは、1クリックあたりの広告費です。広告費をクリック数で割って確認します。CPCが高い場合でも、CVRや平均注文額が高ければ採算が合うことがあります。逆にCPCが安くても、購入につながらなければ効率は悪くなります。

CPM(Cost Per Mille)

CPMは、広告1,000回表示あたりの費用です。認知施策、動画広告、Amazon DSP、Streaming TV adsなどでよく使われます。クリックよりもリーチや視聴を重視する施策では、CPCよりCPMを見た方が目的に合う場合があります。

CTR(Click-Through Rate)

CTRは、広告が表示された回数に対して、どれくらいクリックされたかを示す指標です。広告文、画像、商品名、価格、レビュー、検索語句との一致度が影響します。CTRが低いときは、入札だけでなく広告の見え方を確認します。

CVR(Conversion Rate)

CVRは、クリックや訪問に対して、購入や問い合わせなどの成果が発生した割合です。Amazon内では商品詳細ページの価格、レビュー、画像、配送、在庫、カート取得状況が影響します。LPへ送る広告では、フォーム、訴求、読み込み速度も重要です。

CTV(Connected TV)

CTVは、インターネット接続されたテレビ端末やストリーミング視聴環境を指します。Amazon広告ではPrime Video、Fire TV、Twitchなどの動画・ストリーミング面と合わせて検討されることがあります。

D

Display Ads(ディスプレイ広告)

ディスプレイ広告は、画像や動画などのクリエイティブを使って、認知、比較検討、リマーケティング、購入促進を狙う広告です。Amazon Adsでは、従来のSponsored DisplayやAmazon DSPの文脈を含む広い概念として使われます。

DSP(Demand-Side Platform)

DSPは、複数の広告枠を自動で買い付けるための広告配信プラットフォームです。Amazon DSPはAmazonのファーストパーティシグナルを活用し、Amazon内外の配信面へ広告を出せる点が特徴です。

E

Endemic(エンデミック)

エンデミックは、Amazonで販売されている商品やブランドに関する広告主を指すときに使われます。広告クリック後の遷移先は、商品詳細ページやBrand StoreなどAmazon内になることが多いです。

F

FBA(Fulfillment by Amazon)

FBAは、出品者が商品をAmazonのフルフィルメントセンターに納品し、保管、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応などをAmazonに委託する仕組みです。広告運用では、配送品質、在庫、Prime対応、CVRにも関係します。

Featured Offer(おすすめ出品)

Featured Offerは、購入ボタンに紐づく代表出品枠です。Buy Boxと同じ意味で使われることが多いですが、Amazon公式ではFeatured Offerという表現が使われています。広告で集客してもFeatured Offerを取れていないと、成果が別出品者へ流れる場合があります。

First-Party Data(ファーストパーティデータ)

ファーストパーティデータは、自社が顧客接点から直接取得したデータです。会員データ、購買履歴、CRM、HubSpot、メール配信、ECサイト行動などが該当します。AMCやAmazon DSPと組み合わせることで、分析やオーディエンス設計に使える場合があります。

I

Impressions(インプレッション)

インプレッションは、広告が表示された回数です。クリックや購入が少ない場合でも、インプレッションが十分あるのか、そもそも表示されていないのかで改善策が変わります。

InLink(インリンク)

インリンクは、広告クリック後の遷移先がAmazonドメイン内になるリンクです。商品詳細ページ、Brand Store、Amazon内のキャンペーンページなどが該当します。

K

Keyword Targeting(キーワードターゲティング)

キーワードターゲティングは、買い物客の検索語句に合わせて広告を表示する設定です。完全一致、フレーズ一致、部分一致などのマッチタイプを使い分けます。詳しくはAmazon広告のキーワードマッチタイプ実例集で整理しています。

L

Landing Page(LP:ランディングページ)

LPは、広告や検索結果から流入したユーザーが最初に訪れるページです。Amazon広告では商品詳細ページ、Brand Store、キャンペーンページ、Amazon外の自社LPなどがLPになります。

M

Match Type(マッチタイプ)

マッチタイプは、登録したキーワードと実際の検索語句をどの程度一致させるかの設定です。完全一致はコントロールしやすく、部分一致は探索に向きます。検索語句レポートと合わせて、除外キーワードも設定します。

N

Negative Keywords(除外キーワード)

除外キーワードは、広告を表示したくない検索語句を指定する設定です。無関係な語句、利益が合わない語句、CVRが低い語句を除外することで、広告費の無駄を減らせます。

New-to-Brand(NTB)

New-to-Brandは、一定期間内にそのブランドの商品を購入していなかった買い物客による新規顧客系の指標です。Sponsored Brands、Display ads、Amazon DSPなど、ブランド拡張や新規獲得の評価で重要になります。

Non-Endemic(ノンエンデミック)

ノンエンデミックは、Amazonで直接販売されていない商品やサービスの広告主を指すときに使われます。自動車、保険、旅行、金融、BtoBサービスなどが例です。Amazon DSPや動画広告で、Amazon外LPへ送客するケースがあります。

O

Offsite(オフサイト)

オフサイトは、Amazon外部のWebサイト、アプリ、動画面、CTVなどに広告を配信することです。Amazon DSPや一部の動画・ディスプレイ配信で使われます。

Onsite(オンサイト)

オンサイトは、Amazon内の検索結果、商品詳細ページ、Brand Store、Amazonの各種ページに広告を配信することです。

Organic Search(オーガニック検索)

オーガニック検索は、広告枠ではない自然検索結果です。Amazon内では、商品タイトル、商品説明、画像、レビュー、販売実績、価格、在庫などが検索結果やクリック率に影響します。

OutLink(アウトリンク)

アウトリンクは、広告クリック後の遷移先がAmazon外部になるリンクです。自社EC、LP、キャンペーンサイト、資料DLページなどへ送客する場合に使われます。

P

Prime Video Ads(PVA)

Prime Video Adsは、Prime Videoなどの動画視聴面に配信される広告の文脈で使われます。短期ROASだけでは評価しにくく、リーチ、視聴完了、ブランド検索、指名検索、AMC分析などと組み合わせて見ます。

Prime Video Ads、Amazon DSP、CTVの違いはAmazon Prime Video Ads・Amazon DSP・CTV広告の違いで整理しています。

Product Detail Page(商品詳細ページ)

商品詳細ページは、Amazonで商品情報、画像、価格、レビュー、配送、購入ボタンなどが表示されるページです。広告でクリックを集めても、商品詳細ページの訴求が弱いとCVRが上がりません。

Product Targeting(商品ターゲティング)

商品ターゲティングは、特定の商品、カテゴリ、ブランド、類似商品などを対象に広告を表示する設定です。競合商品ページ、補完商品、上位互換商品などを狙うときに使います。

R

Retail Media(リテールメディア)

リテールメディアは、小売事業者が持つ購買データやECサイト上の広告枠を活用する広告領域です。Amazon Adsは代表的なリテールメディアの一つで、購買に近い接点で広告を出せる点が特徴です。

ROAS(Return on Ad Spend)

ROASは、広告費に対して広告経由売上が何倍あったかを見る指標です。広告経由売上を広告費で割って計算します。ACOSの逆数に近い関係ですが、利益率や在庫、目的を見ずにROASだけで判断すると、伸ばすべき施策を止めてしまうことがあります。

S

Search Results Page(検索結果ページ)

検索結果ページは、Amazon内でキーワード検索した後に表示される商品一覧ページです。Sponsored Products、Sponsored Brands、自然検索結果が並ぶため、検索語句ごとの広告枠と自然順位を分けて見ます。

Search Term Report(検索語句レポート)

検索語句レポートは、広告が実際にどの検索語句に反応し、どの程度クリックや成果につながったかを見るレポートです。キーワード追加、除外キーワード、入札調整の重要な材料になります。

Seller Model(セラーモデル)

セラーモデルは、企業がAmazon上で出品者として商品を販売する形態です。価格、在庫、商品情報、広告運用、発送方法を自社で管理します。配送はFBAまたは自社発送を選べます。

Session(セッション)

セッションは、一定期間内に商品ページやサイトを訪れた訪問単位を指します。AmazonのビジネスレポートやEC分析では、ページビューとセッションを分けて確認します。

Sponsored Brands

Sponsored Brandsは、ブランドロゴ、見出し、商品、動画などを使ってブランド認知や比較検討を促す広告です。検索結果上部、商品詳細ページ、ホームページなどに表示される場合があります。CTR改善はスポンサーブランド広告のCTR改善チェックリストで扱っています。

Sponsored Display / Display Ads

Sponsored Displayは、現在はAmazon AdsのDisplay ads提供の一部として整理されています。閲覧、購買、興味関心、リマーケティングなどの文脈で、Amazon内外の配信に使われます。

Sponsored Products

Sponsored Productsは、個別商品を宣伝するクリック課金型広告です。Amazon広告の入口として使われることが多く、検索結果や商品詳細ページなどに表示されます。商品単位で売上を伸ばす施策と相性がよい広告です。

Sponsored TV / Streaming TV Ads

Sponsored TVやStreaming TV adsは、動画・ストリーミング視聴環境での広告接触を作るための広告です。クリックや購入だけでなく、リーチ、動画視聴、ブランド検索、AMCでの接触後行動も合わせて評価します。

Store Page(ストアページ)

ストアページは、Brand Store内の各ページを指します。カテゴリ別、商品シリーズ別、用途別、キャンペーン別にページを分けることで、Sponsored Brandsや外部導線からの受け皿を作れます。

T

TACOS(Total Advertising Cost of Sales)

TACOSは、広告費を広告経由売上ではなく全体売上で割って見る指標です。広告が自然検索や指名買いを押し上げているか、広告費依存が強すぎないかを見る補助指標として使います。Amazon公式の標準レポート指標だけで完結しない場合があるため、自社の売上データと合わせて計算します。

Targeting(ターゲティング)

ターゲティングは、広告を誰に、どの検索語句や商品面で、どの条件で表示するかの設定です。キーワード、商品、カテゴリ、オーディエンス、リマーケティングなどの方法があります。

Top of Search(検索結果上部)

Top of Searchは、Amazon検索結果ページの上部枠を指します。クリック率が高くなりやすい一方、競争が強くCPCも上がりやすいため、CVRや利益率とセットで判断します。

Traffic(トラフィック)

トラフィックは、商品ページ、Brand Store、LPへの訪問や流入を指します。広告でトラフィックを増やすだけでなく、どの流入が購入や問い合わせにつながったかを見ることが重要です。

V

Vendor Model(ベンダーモデル)

ベンダーモデルは、企業がAmazonへ商品を卸し、Amazonが販売主体になる形態です。セラーモデルとは、価格設定、在庫、販売主体、利用できる管理画面やレポートが異なります。

Video Ads(動画広告)

動画広告は、商品やブランドを動画で訴求する広告です。AmazonではPrime Video、Twitch、Fire TV、Amazon内外の動画面など、複数の配信面があります。視聴完了率、CPM、リーチ、ブランド検索、指名検索、AMCでの接触後行動を合わせて評価します。

まとめ

Amazon AdsとEC運用では、広告メニュー、出品モデル、商品ページ、計測、物流、LPの言葉が同時に出てきます。用語を単語として覚えるだけでは、週次改善や予算判断にはつながりません。

まずは、ACOS、ROAS、TACOS、CTR、CPC、CVRのような主要指標を押さえ、次にSponsored Products、Sponsored Brands、Display ads、Amazon DSP、AMC、FBA、ASIN、Featured Offerを実務の場面と結びつけて理解しましょう。

GoalTechでは、Amazon広告の設計、レポート改善、検索語句分析、Prime Video AdsやAmazon DSP、AMCを含む計測設計まで支援しています。Amazon広告の用語は分かるが、次の打ち手に落とし込めない場合は、GoalTechのお問い合わせフォームからご相談ください。

用語を実務に落とすための関連記事

ACOS、ROAS、TACOS、CTR、CPCなどの用語は、定義を覚えるだけでは改善につながりません。Amazon広告の全体像は Amazon広告の基本ガイド、指標の判断は Amazon広告指標の読み方、週次改善は Amazon広告の週次改善チェックリスト で確認できます。

運用を外部に任せるか迷っている場合は Amazon広告運用代行・代理店の選び方、予算や手数料感を確認したい場合は Amazon広告の費用ガイド を先に読むと、問い合わせ前に見るべき数字と依頼範囲を整理しやすくなります。

出典・参考文献